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えっ、そうだったの!?言葉の変化とそれぞれの時代の深い関係

      2017/02/23

えっ、そうだったの!?言葉の変化とそれぞれの時代の深い関係

子供のころ自分が使っていた言葉が今の子供たちには通じなかったり、正しいと思って使っていた言葉の意味が実は間違っていたり、そんな経験は誰もが1度はしたことがあると思います。

今回は言葉の変化とそれぞれの時代の深い関係についてまとめました。

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言葉は変化するもの

言葉は時と共に移ろい、変化していきます。

それは日本語を含め、世界のどんな言語にも言えることです。

それが起きないのはラテン語のように現代では既に誰も使う人がいなくなった言葉だけです。

ラテン語や日本の古語は現代の日常生活で使われることはありません。

もちろん学校でラテン語や古語を勉強することはありますが、それはその言葉が使われていた頃の文学や文献を読んで理解するためであって、今その言葉を使って物を書くことは、勉強のために作文を書くような場合を除いてありません。

ただ昔のものを読んでいるだけなら、その言葉が変化するという事は起きません。

それを用いて何かを表現するという作業の中で言葉の変化は起きていくものなのです。

人が言葉を発する時、発音にわずかな違いが生じたり、その人がその言葉に独自の意味を込めたりします。

それがわずかなものであっても、積み重なっていくうちに大きな変化に繋がっていくわけです。

言葉を使うことが変化を起こしていくということです。

言葉は時代とともに変化している

日本語には複合語というものがあります。

それは二つの単語が合わさって一つの単語になるものです。

例えば「花園」「携帯電話」「柱時計 」「大木」「見送る」「飛び立つ」「名高い」「寝苦しい」いくらでも思いつくことが出来るでしょう。

その際発音が変化する場合があります。

「花(はな)」+「園(その)」=「はなぞの」、「柱(はしら)」+「時計(とけい)」=「はしらどけい」といった具合に後の言葉の最初が濁るのです。

これを連濁と言います。

全ての場合で連濁が起きるわけではなく、起きない単語もあります。

「水玉」「朝靄」「入学試験」、これらは連濁を起こしません。

連濁は前の語に濁音が含まれていると起きにくいなどいくらか規則性がありますが、完全には解明されていません。

濁点の位置が変わる場合もあります。

「てつだう」は「てづたう」とは言いません。

しかし江戸時代には「てづたう」と発音していたようです。

それがいつの間にか濁音が後ろに移動したのです。

言葉はそれぞれの時代の価値観に左右される

よく言葉は生き物だと言います。

時代に合わせて絶えず変化を繰り返しているからです。

ではなぜ言葉はそのような変化を起こすのでしょうか?アメリカの大学のパトリシア・グリーンフィールド教授という人がそれについて研究を行っています。

19世紀から現代に至る150万冊の書籍を調査し、言葉の流行り廃りについて分析しました。

その結果「選ぶ(choose)」と「得る(get)」の二つの単語が使用頻度が増え、「感謝する(obliged)」とか「与える(give)」といった言葉はあまり使われなくなっていったそうです。

こうした変化は社会の価値観を反映していると考えられています。

現代社会は次第に個人主義に移行してきましたが、そのような変化が言葉の変化にも反映されていったということです。

「特有の(unique)」「個々の(individual)」「自我(self)」という言葉が多用されるようになったとされますが、まさに特徴的な言葉ではないでしょうか。

言葉の変化に違和感

ネットなどで誤用が目立つ言葉に「確信犯」があります。

これは本来「道徳的、宗教的あるいは政治的な確信に基づいてなされる犯罪」を意味し、本人はそれを悪いこととは認識していないという犯罪です。

それを犯罪として扱っている社会の方が悪いという信念を持っているわけです。

ところが最近はこの「確信犯」を単純に自分でそれが悪いことだと分かっていながら、わざと犯罪を起こすことという意味で使っている人がたくさん見受けられます。

本来の意味ではこれは間違いということです。

ところが最近ではこの後者の意味を載せている辞書もあるようなのです。

つまりこれは後者の意味が社会的に認知されているということになるのでしょうか。

みんながそうした意味で使うようになれば、誤用だったものが正しい意味に変わる一つの例なのかも知れません。

例えば「ハッカー」という言葉があります。

これは出来た当初はコンピューターに詳しい人を表す言葉で、悪い意味は何もありませんでした。

しかし今ではコンピューターを使って悪事を働く人のことです。

完全に言葉の意味が変わったわけです。

ですから確信犯を本来の意味と違う意味で使っても、もう間違いではなくなる時も近いかも知れません。

意味を正しく理解している人は1割

あなたは「にやける」「割愛する」の意味をちゃんと言えますか?それぞれ「なよなよしている」「本来,惜しいと思っているものを,思い切って捨てること」です。

全然違う意味で使っていたという人は多いと思います。

実際文化庁の調査によればそれぞれ正しく理解している人はせいぜい1割ほどに過ぎないそうです。

多くの人は「にやける」を「薄笑いを浮かべる」、「割愛する」を「不必要なものを切り捨てる」といったような意味で使っていることが多いようです。

その他にも「破天荒(誰もなし得なかったことを成し遂げる)」を「大胆不敵な様子」、「姑息(一時しのぎ)」を「卑怯」、「いそいそと(気付かれないようにこそこそと行動する)を「動作にうれしさがあふれている」などと本来とは違う意味で使う人が多くいます。

しかし文化庁は「言葉は変わっていくので、全て誤用とは言い切れない」と言っています。

皆が使うようになれば、それは自然な言葉の変化だということでしょうか。

自分の方が適応していくべきなのかも知れません。

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