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双極性障害は薬が効かない?双極性障害のおける投薬治療の問題点

2017.11.15

双極性障害で薬が効かない事が多いと言われています。

もちろん一部の患者には効果のあるものの、投薬自体が引き起こす問題もあり、使用については医師によっても意見が分かれるそうです。

また最近は双極性障害にも新しいタイプがあり、新型うつとの関係性が取りざたされています。双極性障害における投薬治療の問題点についてご説明いたします。

双極性障害とは?何故薬が効かないと言われるのか?

双極性障害は中々聞きなれない言葉ですね。ただ「躁うつ病」という言葉では知っている人が多いと思います。

うつ病は基本的にうつ状態のみになりますが、双極性障害はというと躁状態やうつ状態の二つの状態を行ったり来たりします。

躁状態の特徴としては、万能感があり、非常に活動的です。仕事をしている人だと、一見バイタリティが溢れる人のように見えますが、大言壮語が目立ち、対人トラブルを起こす事も少なくありません。ギャンブルで全財産を擦ったり、無茶な契約をしたりと行動に無茶が目立ちます。自分が病気という認識はありません。

ただし、躁状態は長く続かず、うつ状態に転じると、長くその期間が続く傾向があります。躁からうつに転じる際には、正常に戻る事もありますが、長くは続きません。

双極性障害では気分安定剤を使う事が多そうですが、うつ状態にはあまり効果がなく、うつ病に効果のある抗うつ剤を使うとリスクがあると言われています。

双極性障害で薬が効かない、もしくはリスクがある理由

双極性障害では抗うつ剤を使うといくつかリスクがあると言われています。

それは抗うつ剤を使う事で、躁状態に転じてしまう事があるからです。気分的には躁状態の方がいいと思われがちですが、実際の所、それではそもそも改善していないのです。あくまでも躁でもうつでもない状態に安定させることが必要なのです。

もちろん誰でも躁状態に転じるとは限りませんが、性別、飲んでいる薬、遺伝などからリスクの高い人と低い人があると言われています。

双極性障害というのは主に3つの時期を行ったり来たりします。一つ目は躁状態の時期、二つめは正常な時期、三つ目はうつ状態の時期。これが抗うつ剤の所為で、状態の時期の間隔が短くなってしまい、気分が不安定になってしまうのです。これを「急速交代」と言い、病状にはよくありません。

一番問題なのは「自殺や自傷行為」のリスクが上がる事です。

新しい双極性障害も薬が効かない!診断の難しい双極性障害Ⅱとは

うつ病にも、新型うつと言われるうつ病はあります。以前からあるうつはメランコリー型うつともよばれ、真面目で責任感の強い人がなりやすいと言われていました。

しかし、この新型うつは、若年齢層に多く、精神的に未熟で、自己愛が強く、責任感が薄いという特徴があります。

双極性障害も、「双極性障害Ⅱ」という新しいタイプの双極性障害があり、これは躁状態の判断が難しく、そのため単極性障害である新型うつ病と診断される事が多いそうです。処方される薬も「新型うつ病」用のため、中々薬が効かずに症状が改善する事がありません。

実際の所、新型うつというのも、自己愛性パーソナリティ障害や、発達障害などの問題も会併せて抱えている事もあり、他の病気との境界があいまいで、診断をさらに難しくていると言われています。

一言で双極性障害といっても、人によって症状もそれぞれ個人差があり、使う薬もその症状によって合わせる必要があります。

双極性障害では抗うつ剤は使うべきか否か?

前述したように、医者によっても意見が分かれます。

確かに効果のある患者さんもいるそうですが、そうでない患者さんもいます。また場合によっては、薬効以上にリスクがある事もあり、総合的に判断すれば、「使わないほうがいいのでは」という意見が多いようです。

ただし、気分安定剤などと併用したり、急速交代の症状が出たら服薬を中止するなど、いくつか条件のもとに使うのであれば、リスクは最低限にまで抑える事が出来るという意見もあります。

双極性障害もやはり、完治という概念はなく、躁状態やうつ状態になるという気分の波を改善して、出来るだけ正常な期間を長くするというのは一種のゴールになります。そのためにはやはり薬物治療は非常に有効な手段である事は事実です。

薬物に関しては医師の説明をきちんと聞いて、使用方法を誤まらない事が大切です。

双極性障害の薬物治療以外の治療方法

双極性障害はやはり薬物治療がメインとなりますが、薬を飲むだけでなく、他の治療方法を併用する事で、症状が改善する事も多いのです。

精神療法の一環として、認知行動療法などがあります。これは考え方を変える事で、問題の解決を図る方法です。また双極性障害は、自分一人で対処するのではなく家族の支えや協力が必要不可欠です。特に躁症状の時期ですと、病識が欠如するために、薬物治療を自己判断で、中止してしまうケースが少なくないのです。家族による薬の管理などの協力が必要です。また家族の理解が、病状を大きく変化させるとも言われています。

精神療法などは、躁鬱の時期には治療できず、症状が安定した時期に行われる治療です。

しかし、これらの治療をして、きちんと投薬治療を受けていれば、時間はかかりますが社会復帰も可能とも言われています。

長い道のりですが、ゆっくりと進めが必ずゴールがあります。

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