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正社員でも給料が安い!年収300万円以下で働く意味

2017.4.4

正社員神話がある世の中でも現実は厳しいです。

正社員でも給料が安いという事は良くあります。

さて年収300万円以下でも正社員のなる意味があるのか考えた事ありますか?

それとも給料のいいバイトをするべきか、正社員のメリットについて考えましょう。

正社員でも給料の安い現実

一般的に、バイトや派遣などよりも「正社員」である事の方がステータスが高いと思っていませんか?

バイトも派遣も面接はありますが、それでも「正社員」になるというのは、「何かに選ばれた自分」というちょっとした自己肯定感を得る事ができます。

しかし、現実は厳しいです。

年収300万円以下という会社は決して少なくありません。ある転職会社が行った調査結果によると平均年収は442万円だそうです。しかし、これはすべての年齢を合わせたものの平均ですから、20代の場合はもっと低くなります。

さて20代の平均年収は、男性374万円、女性の平均年齢が324万円、合わせて354万円になります。しかし、平均というのは、ずば抜けて年収が高い人も含まれると、それだけで平均の金額が大きく変わります。そのため、実際の数字を見るには、平均でなくて、標準分布の数字が多い所を見た方が、現実に近い結果となります。

その結果20代で一番多い平均年収は、300万〜400万円で全体の36.5%です。平均年収と大きく差はありませんが、2番目に多いのは年収300万円以下で、全体の31%です。

給料の安い正社員とフリーターとの比較

年収300万円以下とするとひと月の給料はどのくらいなると思いますか?

仮に年収300万円として、ボーナスなし、残業代なしという事を前提に単純計算すると、月収25万円となります。つまり月収25万円以下の人が年収300万円に届かない訳です。

月収=手取りではない事はご存知でしょう。おおよそ4〜5万円ぐらいは色々と引かれますから、手取りはおおよそ18〜20万程度という事になると思います。

これで都内で一人ぐらいとなると結構大変かもしれません。住居費で、給料の半分は飛んでしまいますし、食費や光熱費、通信費を含めると、ほとんど貯金に回すお金はなくなってしまうかもしれません。

さてならばバイトの方がマシでしょうか?

単純計算して、月収25万円程度になるためには、時給1200円で日に8時間毎日働いたとして、週67,200円です。そして、月収は268,800円になります。

確かに最近バイトの時給も上がっていますが、それでも時給1200円の仕事は決して多くありません。

給料が安くても、正社員でいるメリット

世の中にはブラック企業やゼブラ企業もあるのは事実です。しかし、基本的に正社員は法律で権利が保障されています。特にフリーターと比べて、一番大きな違いは「ボーナス」と「残業代」です。

ボーナスはもちろん必ず支払われるものでもないですし、また金額も会社の利益に応じて減額、増額があります。しかし、この臨時収入があるかないかで生活はかなり違います。残業代も同様です。サービス残業や、見なし残業など、企業もあの手この手で残業代を圧迫してこようとしますが、実際働いた分は労働者には支払いを求める権利はあります。実際大手の会社は労働基準監督局の調査で、サービス残業をさせていた未払いの残業代を支払ったそうです。

そして、長期休暇です。フリーターは休むとそのまま給料に反映してしまいますが、正社員は、年間に一定日数休む権利があります。もちろん休んだ分も給料に含まれます。

そして社会信用も上がりますので、余程の事がない限りクレジットカードを作るのを拒否される事はないでしょう。

安い給料で正社員をするデメリットとは?

正社員はどの会社に勤めるかで、天国になるか地獄になるか決まります。

それは給料の多い少ないではないのです。最近、大手の広告会社でパワハラを受け、尋常じゃない長時間労働を強いられた結果、自殺に追い込まれてしまった新入社員もいました。

これは会社が社員をどう扱っているかによります。

変な会社に入ってしまうと、いくら法律で守られた正社員でも、会社から鼻から法律を守るつもりがなければ、ほとんど奴隷と変わりません。残業代もでないのに、長時間勤務を強いられ、年次休暇を取れる雰囲気もない。ノルマは厳しく、必死に働いても、昇給や、出世などの明確な将来のビジョンもないという会社は少なくありません。

また会社自体も経営が厳しい場合、リストラや減給というのもありえます。もちろん、大手の家電メーカーですら凋落を見せる時代ですから、どんな会社も確実性はありません。つまり、選んだ会社によって、正社員は意味があるものにも全く意味をなさないものにもなるのです。

正社員になるべきか否かを悩んだ時に考えるポイント

正社員のメリットやデメリットはあります。どっちがいいかというのは、当人以外に決められません。

まずは自分のライフプランを考えた上で、正社員になるか否かを決めましょう。自分は将来どうしたいのか、家族を持つのか否か、子供は欲しいのか、そうでもないのか、毎日決められた生活を送れるのか否か、などを視点にライフプランを考えましょう。

また、正社員になる時には、会社選びを慎重にしましょう。とにかく「正社員」になれればいいという考え方は危険です。一生とは言いませんが、ある程度の期間そこに勤められるような場所を選ぶべきです。

そして年齢もひとつのポイントです。20代であれば、まだ会社を選ぶ事も出来ますが、30代になれば厳しくなり、40代ともなると余程の技術がない限り、絶無と言っても過言ではありません。

自分の人生を決める決断になりますが、いつまでもゆっくりと悩んでいるという時間はないのかもしれません。

正社員になるか否か、この記事を参考にしていただければと幸いです。

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