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子供が肺炎で入院!なかなか熱が下がらない肺炎の症状と治療法

2015.6.26

ただの風邪だと思って寝かせていたが、子供の熱がなかなか下がらないから心配になって病院に連れて行ったら肺炎だと言われた!

そのまま入院することになったんだけど、ウチの子ってそんなにひどい状態だったの?

今回はなかなか熱が下がらない肺炎の症状と治療法をまとめました。

肺炎とは?

肺炎とは細菌やウィルスが肺の中に入り込んで炎症を起こす感染症で、「高熱」「咳」「息切れ」「倦怠感」を主症状とする病気です。

本来、人間の持つ防衛反応によって肺の中に入り込んだ病原体は退治されますが、体力が落ちていたり高齢であったりすると病原体を退治できず発症する可能性が高くなります。

平成27年度の厚生労働省の報告では、日本では「がん」「心臓病」についで死亡原因の第三位となっています。

なり始めは風邪と勘違いしやすく、症状が悪化してしまう危険性もあります。

風邪から併発することもしばしばあります。

体に余力が十分ある場合には風邪から肺炎になることは稀なため深刻になる必要はありませんが、インフルエンザなど体力を大幅に奪う病気の場合は体力・免疫力が大きく落ちるため若い方であっても十分に注意しないといけません。

肺炎の死亡は高齢者が最も多く、慢性疾患を持っている場合も罹患時の死亡率が上昇します。

高齢者や慢性疾患罹患者はなりやすいだけではなく、治癒にも時間がかかる傾向がありますので予防と早めの対応が必要になってきます。

肺炎はなかなか熱が下がらない

ただの風邪であれば喉・鼻の症状が主症状となり、安静と栄養をしっかり補給することで徐々に症状は改善します。

しかし、肺炎の場合はその名の通り「肺」自体が侵されてしまう病気となります。

風邪はウィルスが原因で引きおこるのに対し、肺炎はウィルスだけでなく細菌や誤嚥(誤嚥性肺炎)によっても起こります。

年をとるにつれて嚥下機能が低下し、誤嚥のリスクが高くなっていくため肺炎のリスクも同時に高くなるということを知っておくことが重要です。

誤嚥性肺炎の場合、口腔内を清潔に保つだけでも予防効果があります。

生活の中で私たちは今の状態が風邪なのか肺炎なのかを見分けることは困難と言えます。

風邪のウィルスであった場合、体内にせいぜい3日程度しかとどまることはありません。

高熱が出たり、鼻水がたくさん出ても、症状としては3日がピークとなります。

インフルエンザの場合でもだいたい5日程度で症状は治まります。

そのため見分けるポイントとしては、5日以上経過しても咳が止まらず、熱が続くようであれば肺炎と疑っても良いでしょう。

高熱がひどかったり、呼吸音がおかしかったりする場合は時間を待たず、すぐに病院を受診するようにしましょう。

子供の肺炎の半分以上を占めるウイルス性肺炎

子供も肺炎にかかることがあります。

現在、子供がかかる肺炎の半分以上はウィルス性の肺炎になっています。

原因となることが最も多いウィルスは「RSウィルス(respiratory syncytial virus)」というもので、その略名のとおり呼吸器系(respiratory)に悪さをするウィルスになります。

RSウィルスの感染力は非常に強いため、人は2歳頃までにほぼ100%の確率でかかると言われています。

その他にもインフルエンザウィルス、エンテロウィルスなどは有名な原因ウィルスとなります。

ウィルス性肺炎の特徴は細菌性肺炎より症状は軽く、症状も「発熱」「咳」「鼻水」など風邪の症状に近いものとなります。

良くなるまでの時間も短いのも特徴です。

ウィルスの種類によって症状は異なりますが、基本的に重症になることは稀で、多くの場合は時間経過とともに自然に回復していきます。

後遺症が残ることもほとんどありません。

マイコプラズマ肺炎は乳幼児よりも年長児のほうがなりやすい

マイコプラズマ肺炎は発熱と止まらないしつこい咳が主症状ですが、病院を受診して聴診しても肺音があまり変化しないのが特徴的で病気を見落とす危険性があります。

細菌による感染は気管支の細かい先や肺胞という酸素を交換する場所が炎症の中心となりますが、マイコプラズマ肺炎は非定型肺炎と言われ、機関誌や肺胞の外側である間質という部分で炎症が起こります。

そのため聴診器で肺の中の音を聞いても肺炎特有のプツプツという音(気泡音)が聞こえにくくなっています。

細菌性肺炎は年齢が小さいほど重症化する傾向がありますが、マイコプラズマ肺炎は乳幼児がかかっても発症せず風邪のまま終わることが多いといわれています。

逆に年長になるにつれて発症しやすく重症化しやすい病気となります。

そのためマイコプラズマ肺炎は初めてかかるよりも2度以上かかった場合のほうが重症化しやすいと言えますが、肺炎になってしまうと乳幼児の方が重症となる傾向もあります。

飛沫感染でうつり、2〜3週間潜伏します。

入院となる肺炎のほとんどは肺のカゼ

現在、肺炎で入院する場合のほとんどが「ウィルス性肺炎」となります。

RSウィルスやヒューマンメタニューモウイルス(HMPV:小児の呼吸器感染症の5〜10%を占める)がその主な原因となります。

血液検査では炎症症状などの異常が少なく、レントゲンでも大きな異常(肺炎特有の白い陰影)が見られないためWHO(世界保健機関)の基準では肺炎に分類されません。

肺の風邪という分類になるため、小児科などでは「肺の風邪ですね」と説明されることがあります。

また、細菌性肺炎とは違い抗生物質の効果はありません。

安静や栄養補給など風邪と同じ治療法が用いられ、重症化している場合には点滴などの対処療法が行われます。

WHOの基準と異なり日本では肺の風邪(ウィルス性肺炎)も肺炎に分類されるため、肺炎という診断がおのずと多くなり、結果「肺炎」が多いという統計になっています。

そのため、子供が肺炎と診断されても焦らなくても大丈夫です。

症状もすぐに軽快することが多いですので、適切な対応ができるように心がけておきましょう。

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