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自営業の場合 扶養する子供は夫にすべきか妻にすべきか

      2015/12/09

自営業の場合 扶養する子供は夫にすべきか妻にすべきか

会社員夫婦の場合、子供は夫の扶養に入っているのが一般的でしょう。

しかし、夫が自営業で妻が会社員の場合は話が違ってきます。

子供はどちらの扶養に入るのが得なのでしょうか?

今回は、そんな夫婦のための子供の扶養について紹介しましょう。

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自営業者が加入する国民健康保険における扶養

会社員が加入する健康保険の場合、夫が被保険者になり、妻と子供が被扶養者になるのが一般的です。そのとき、基本的に被扶養者になる妻と子供は保険料を払う必要はありません。そのため、自営業者が加入する国民健康保険の場合も、自営業者の夫が被保険者になり、妻と子供が被扶養者になると一般的に考えられているようです。そして、被扶養者になるのだから、妻と子供は保険料を払う必要がないと。しかし、そこには誤解があります。

国民健康保険の場合、そもそも被扶養者というものがありません。生まれてきて住所が決まった時点で被保険者になります。たとえ、専業主婦であっても赤ちゃんであっても被保険者です。つまり、保険料を払う必要があるのです。会社員の家で育った人は意外に思うかもしれませんが、いまの日本ではこういう仕組みになっているのです。

このように、国民健康保険には被扶養者というものがありません。そのため、子供が生まれても扶養親族にはなりません。しかも、その子供にも保険料の支払い義務があります。つまり、世帯を構成する人数が増えてくると当然に保険料はあがるのです。

自営業の夫が子供を扶養する

先に説明したように、自営業者が加入する国民健康保険には被扶養者というものがありません。そのため、自営業の夫が子供を扶養したとしても、それは扶養親族にはならず、扶養控除に対象にはなりません。また、国民健康保険は全ての家族が被保険者になります。子供も例外ではありません。子供も保険料を払わなければいけないのです。

保険料の支払い義務は世帯主にあります。自営業の夫が世帯主であれば、子供の保険料も払わなければいけなくなります。つまり、保険料が上がるということです。

では、保険料を安くする方法はないのでしょうか。

たとえば妻が会社員で健康保険に入っているのであれば、妻が子供を扶養するという方法もあります。健康保険には扶養親族が認められているので、子供は保険料を払わなくても済みます。つまり、自営業の夫が子供を扶養するよりも、会社員の妻が子供を扶養した方が保険料が安く済むということです。夫が自営業で妻が会社員という家があれば、子供の扶養について見直してみてはどうでしょうか。

会社員の妻が子供を扶養する

先に説明したように、夫が自営業者で国民保険に加入しており妻が会社員で健康保険に加入している場合、子供を妻の扶養に入れることは可能です。そうなれば、夫が支払う国民保険料は自分の分だけで済み、妻が払う保険料も自分の分だけで済み、子供の分の保険料は支払わなくてもよくなります。いいことづくめのようですが、ここには落とし穴があります。それは、夫と妻の収入です。

夫が働いていなくて収入がない場合や、妻の稼ぎがよくて夫の収入よりも多い場合は何も問題はありません。しかし、夫の収入が妻の収入より多い場合には問題となってきます。なぜなら、家族のなかで一番収入が多い者が子供を扶養するということが通例になっているからです。

もし、妻の収入が夫よりも少ないにもかかわらず、妻が子供を扶養することになると、役所から指導されることも珍しくありません。また、会社側もそのことに神経質になっているので、仮に妻が申し出たとしても受け付けてくれない可能性もあります。

自営業の夫が妻を扶養する

会社員が加入する健康保険の場合、夫が被保険者で妻を扶養しているというのが一般的でしょう。このとき、扶養されている妻の収入が130万円以上になれば扶養控除の対象にならなくなります。そうなれば、妻は自分で保険料を払わなければいけなくなります。よく、パート等に出ている妻の収入が問題になるのはここにあるのです。

しかし、自営業者が加入する国民保険の場合、扶養というものありません。そのため、妻も自分で保険料を支払っています。したがって、先のような130万円の壁というものもありません。妻が働いて収入が増えたとしても、夫が払う保険料は変わらないのです。

このことは、保険だけでなく年金についてもいえます。夫と妻が国民年金に入っている場合は、夫婦が別々に保険料を納めています。そのため、どちらかの収入が増えたからといって、配偶者が保険料の払わなくてはいけなくなるということもないのです。

会社員の妻が専業主婦の場合は保険料は払わなくてもよい。しかし、自営業の妻はそうではない。この不公平はいまだに解消できていないようです。

子供を扶養する通例

先に説明したように、子供を扶養するのは家族のなかで一番収入が多い者というのが通例になっています。そのため、夫が自営業で妻が会社員の場合でも、子供は夫の扶養に入るのが一般的です。その結果、夫が払う保険料はあがってしまいます。

もちろん、妻の収入の方が多ければ、子供が妻の扶養に入っても問題はないでしょう。あるいは、妻の方が圧倒的に稼いでいるという場合、夫が「専業主夫」になるという選択肢もあるでしょう。実際、そういった事例も珍しくありません。

まとめ

夫が自営業で妻が会社員の場合、子供を妻の扶養に入れることができれば保険料は安くて済みます。しかし、そこにはいくつかの制約があります。

このように、社会保証の制度は複雑にできています。そのため、その制度を十分に理解していないと、思わぬところで損をしてしまいます。そうならないためにも、社会保証の仕組みはきちんと理解しておきましょう。役所が親切に教えてくれることはありません。

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