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胃カメラの検査、鎮静剤を使うと暴れるって本当?

      2016/01/29

胃カメラの検査、鎮静剤を使うと暴れるって本当?

胃カメラを使った検査は、患者側に大きな苦痛があることが知られています。

その苦痛を軽減するために鎮静剤を用いることもあるのですが、鎮静剤を使うことで患者が暴れることもある――という話は知っていますか?

それは何故なのでしょうか?

今回は胃カメラについてまとめました。

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胃カメラって暴れるほど苦しいものなの?

人間ドックや健康診断とは億劫なものですが、自分の体に起きている異常を知るためには必要不可欠なもの。…でも、分かっていてもやはり嫌なものは嫌だ!と思う人が世の中の大多数でしょう。

検査項目の中でも、特に人気がない・嫌だと挙げられることが多いのが、”胃カメラ”でしょう。

胃カメラは、正式名称を”上部消化管内視鏡検査”といい、多くの場合、消化器系のバリウム検査(上部消化管X線造影検査)の結果で、食道・胃・十二指腸に何らかの異変が疑われた時に行われる検査です。

内視鏡を使って直接胃などの状態を確認するため、正確な診断ができます。また先端に取り付けてある装置で、病変が疑われる位置の組織を採取することが可能なので、5ミリ以下の超初期のがんの発見も出来る他、胃がんや胃の病気の原因となるピロリ菌の有無も同時に行える、まさにすぐれものです。

ただ、この胃カメラの検査、患者にとってとても苦しいことも有名です。
中には「胃カメラの検査で暴れてしまった」という体験談さえあります。

そもそも、胃カメラが苦しい理由は何故か

胃カメラの検査に使われる内視鏡は、技術の進歩により以前よりもずっと小型化されました。が、やはり体にとっては”異物”となるため、検査中に苦しさを感じるものです。

何故それほどまでに苦しいと言われるのかには、体の構造に理由があります。

人の喉の奥には、食道と気管の分岐点が存在します。体の前面、喉の表面側が気管、背中側が食道なのですが、この分岐点はとても敏感になっています。特に気管側は、本来は呼吸のための空気のみを通す役割があるため、異物が触れると反射的にえづいてしまうのです。

勿論、本来ならば、この敏感な部分に触れないように胃カメラを操作するのですが、この分岐点部分の広さは、実は個人によって大きく異なります。狭い人・広い人が存在し、喉が狭い人の場合はどうしても胃カメラが敏感な部分に触れてしまい、非常に苦しく感じるのです。

加えて、検査のために胃を膨らめるために膨満感や、ずっと口を開けていることで唾液の分泌が増えますし、それを飲み込むこともできません。また検査に対する精神的な緊張もあるため、”胃カメラは苦しい”と言われるのです。

胃カメラの時に鎮静剤を使うと暴れる!?

こうした患者の苦痛を取り去るために、検査する意志の方針によっては、”鎮静剤”を使用することもあります。

この時使用される鎮静剤は、いわば”眠り薬”にあたるもので、効果は軽いものであり、患者側はうとうと眠っているような状態になります。そのため、本人は苦しさを感じることがない利点があります。

検査を行う病院の方針、加えて患者の喉が狭く敏感である時や、患者が他の疾患を抱えている時などに使用されます。

ただ、患者本人は覚えていなくても、喉の奥を異物が通ることでおきるえずき(嘔吐反射)は、意志に関係のない人間の体の反射反応です。また眠ることで理性が働かなくなり、苦しさから暴れるというケースが出てくるのです。あまりの暴れ方に、結局検査を行えないこともあります。

それに、鎮静剤による合併症も存在し、最悪の場合、呼吸が停止してしまう可能性もあるため、鎮静剤を使うことに消極的な医師も存在します。

こうした体験談や話を聞くと、胃カメラに対しての拒否感が募るばかりでしょう。
”苦しくない胃カメラ”は存在しないのでしょうか?

鎮静剤が必要ない、苦しくない胃カメラって?

胃カメラ=苦しい・辛い。これは避けようのないもの――と落胆するのは、実は早計です。

今まで見てきたのは”経口”、つまり口からの胃カメラ検査の話であり、現在は”経鼻”、つまり鼻から胃カメラを入れる方式を取る病院も増えてきました。

この経鼻内視鏡は近年の技術の進歩により開発されたもので、従来の経口の内視鏡に比べ、患者への負担が格段に軽減される検査方法と言われています。

まず、飲み込む内視鏡の太さが、断然細いのです。続いて、鼻を通ることで、えずきを起こす部位にカメラが当たらないため、吐き気を覚えません。口を開けている必要もないことから検査の間、唾液が流れっぱなしということもないのです。

使われる薬も、胃の検査をしやすくする飲み薬の他、鼻の血管の収縮剤と局所麻酔のみになり、これも注入型やスプレータイプのものを使用するため、痛みが少ないのがメリットと言えます。

経口と経鼻、どちらの胃カメラで検査すべきなのか

実際、経口と経鼻、2つの内視鏡検査を受けた人の体験談では、「経鼻のほうが断然楽だった」という声が多数聞こえます。

ただ、経鼻の胃カメラでも、全く苦しくないわけでもない、という声もあります。鼻の粘膜が弱ければ検査後に鼻が痛んだり、鼻血が出ることもあります。

それに、経口の内視鏡にもメリットがないわけではありません。太い管(経口用)のもののほうが、視野が広くなり画像も良いことは勿論、緊急の検査の場合には、経口の胃カメラのほうが適しているのが事実です。ですから、経口の内視鏡を用いる医師が時代遅れ、というわけでは決してありません。

ただ、医師や病院の方針に、全く疑問を抱かず、言われるがままに検査を受けることも考えものです。

どんな胃カメラ、またその他のどんな病気・怪我に対する治療方針も、「これはどんな意味があるのか」と疑問に思ったり、「こうした治療をしてほしい」と感じたら、医師と十分に話し合い、選択する権利が、私達にはあるのです。

自分にあった胃カメラ検査はどんなものか、そしてどんな利点やリスクがあるのか、知ろうとする姿勢は忘れたくないものです。

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