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江戸時代に武士はどのくらいの割合でいたのか

      2015/11/21

江戸時代に武士はどのくらいの割合でいたのか

江戸時代は約260年続きました。

もともと軍事にたずさわっていた武士は、この260年続の間に何をしていたのでしょうか?

そして、当時はどのくらいの割合で存在していたのでしょうか?

今回は、そんな武士の素顔を紹介しましょう。

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江戸時代の武士の素顔を知ろう

テレビの時代劇などに出てくるので、武士のことをまったく知らないという人はいないでしょう。ちょんまげを結って刀を持っているという、漠然としたイメージは持っているでしょう。しかし、その素顔となると意外と知られていないかもしれません。

江戸時代の武士の一般的な衣装に裃(かみしも)というものがあります。これは多くの人が知っているでしょう。ただし、当時の武士はいつもこの裃を着ていたというわけではありません。これはいわゆる通勤服。役所などでこの服を着ていました。

武士には特権が与えられていました。それは、苗字を持つことです。当時の平民は苗字を持ちませんでした。そのため、明治になって多くの人は苗字を持つことになりました。そのなかには、地名にちなんだ苗字も少なくはありません。この他にも、刀を持つことも許されていました。

従来の武士は主に戦で手柄をたてることで収入を得ていました。しかし、戦いがなくなった江戸時代ではそうはいきません。多くの武士は、いまでいう公務員のように幕府や蕃の役職について給料をもらっていました。

江戸時代の武士は普段は何をしていたのだろう

本来は軍事にたずさわる武士は、平和になった江戸時代には普段は何をしたいたのでしょうか。気になる人も多いでしょう。

江戸時代の武士は現代のサラリーマンのように、月曜から金曜まで、朝は9時から夜は5時まで働いていたというわけではありません。なぜなら、そんなに仕事はないからです。それでも、江戸の武士にはそれなりの仕事はありました。

しかし、地方の武士になると仕事は限られていました。なぜなら、幕府の許可がなければなにもできないからです。それを聞くと、いまの日本を連想する人も少なくはないでしょう。

このように、多くの武士はやる仕事がそれほど多くはなかったということです。つまり、暇だったのです。では、当時の武士たちは何をして暇をつぶしていたのでしょうか?

一番多いのは、芝居見物でしょう。その他にも、いまでいうアウトドア派なら釣りを、インドア派なら俳句などをたしなんでいました。なかには、博打に手を出す武士もいました。これらは、テレビの時代劇では見ることのできない武士の素顔といえるかもしれません。

江戸時代にいた武士の割合はどのくらいなのだろう

ネット検索すると色んな説が出てきます。なので、ここでは教科書に載っている記述を見て行くことにしましょう。

まず、江戸時代の人口。約3000万人としているところもあれば、約3200万人としているところもあります。その差は200万人。現在のように統計資料が整っていないという背景を考えれば仕方がないことかもしれません。

武士の割合は約7%。これはいずれも同じです。この数字を見て思ったよりも少ないと感じた人もいるでしょう。1割にも満たない人たちが国を治めてしたのですから。

百姓の割合は約84%、85%としているところもあります。この数字を見れば、江戸時代の人のほとんどは百姓だったということが分かります。

町人の割合は約5%、6%としているところもあります。町人の割合も思ったよりも少ないと感じた人もいるでそう。町人の人口は武士の人口よりも少なかったのです。

この他に、差別された人々が約1.5%、公家、神官、僧侶が約1.5%の割合でいました。

江戸時代の武士が経済的に苦しかった理由

平和になった江戸時代になると、多くの武士は経済的に苦しい状況に追い込まれました。それにはいくつかの理由があります。

一番大きいのが、石高制度の問題点。一部の身分の低い武士は、給料をお金でもらっていました。いまのサラリーマンが給料を銀行振込でもらうのと同じです。物価が変動しなければもらう給料の価値は安定します。

一方、身分の高い武士は給料をお金ではなくお米でもらっていました。これはいわゆる現物支給のようなもので、いまの日本の社会では考えられないことです。米の値段と一石の値段が同じなら、先の例と同じようにもらう給料の価値は安定します。

しかし、江戸時代も中期になる状況は変わってきました。いままで安定していた物価が上昇したのです。給料としてもらう石高は変わらず物価だけが上昇すると、もらう給料は目減りしてしまいます。これが、武士が経済的に苦しくなった大きな理由です。

この他にも、給料として決められている石高と実際に受取る米の量が違う場合もありました。さらに、米の収穫量というのはその年の天候に大きく左右されます。そのため、給料が安定せず、武士は経済的に苦しくなっていったのです。

一定割合の武士が内職や副業に励んでいた

先に説明したように、給料を米でもらっている武士の中には経済的に苦しくなる者も少なくありませんでした。そのため、中には内職や副業に励んでいた武士もいます。

現代のサラリーマンと同じく、当時の武士も副業は禁止されていました。ただし、生活費を稼ぐための内職は黙認されていたようです。武士は経済的に苦しいけれど、武士の屋敷には広いので農作物を栽培するには困りませんでした。しかも、役職についていない武士な多くの時間をもてあましていました。そんな武士にとって、農作物の栽培は格好の内職になったことでしょう。

これら以外の内職として傘張りがあります。これはテレビの時代劇などによく登場するので、知っている人も多いでしょう。また、空いている屋敷を旗本などに貸し出して家賃収入を得ていた武士もいました。

まとめ

江戸時代の武士にはテレビの時代劇では分からない素顔がありました。

天下泰平といわれる江戸時代の武士にも、それなりの苦労というものがありました。

さて、あなたは江戸時代に生まれたとして武士になりたいと思いますか?

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