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日本の奨学金は学生ローン!実は返済が大変

2016.2.9

成績が良ければ奨学金制度が使える!
勉強、アルバイト、遊び!
やりたいことをたくさんして学生生活を楽しむために借りるつもり!

でも、友達に聞いたら日本の奨学金は、誰でも借りられる学生ローンと同じ。借金だから、返済するのが大変だよ、と言われたけど本当なの?

日本の奨学金制度についてお答えします!。

そもそも奨学金って?

奨学金とは、経済的理由で修学できない、学力・成績・意欲の高い生徒に対して国や都道府県、学校などが給付や貸与などのサポートをしてくれるお金のことを指します。

通常、先進国といわれる国では、奨学金=給付奨学金で、返済の義務がないものを指しますが、日本ではほとんどの場合、奨学金=有担保貸与奨学金、簡単に言えば、国や支援機関からの借入金になります。

この日本の有担保奨学金のことを、海外では学生ローンと呼び、奨学金とは明らかな区別がされています。

日本の奨学金には、返済義務のない奨学金が給付されることはほとんどなく、日本学生支援機構やあしなが育英会などから出る奨学金も、貸与となっています。

この有担保貸与奨学金には無利子のもの(第1種奨学金)と、有利子のもの(第2種奨学金)がありますが、第1種奨学金制度を利用できる人は少なく、ほとんどが有利子の第2種奨学金制度を利用しています。

ですが、有利子だからと言って、誰でも借りられるというわけではなく、学力、能力のあるもの、勉学、進学、修学の意欲のあるもの、経済的な理由で修学できないもの、という条件を満たしている必要があります。

奨学金制度は、教育ローンとは違い、学生本人の名義での貸与ですので、返済は、学生が就職をしてから始まるのが一般的です。

ただし、奨学金を受け取る期間は卒業までの最短従業年数と定められていますので、留年や休学をした場合、途中で支給を打ち切られることもあります。

金利は最高3%(入学時特別増額貸与奨学金の金利は3.2%)と低金利。

期間は15年前後、細かな返済条件は進学をした学校や住居形態、貸し付け年数などで異なります。

奨学金制度の申し込みは大変なの?

奨学金制度の申し込み方法は3種類。

1、高校在学中に、在籍している高校を通じて、進学後の奨学金を予約して受給する方法(予約採用)。

通常、申し込みは高校3年生の4月から6月、9月から10月の年2回あります。

(奨学金の種別によって異なりますので確認が必要です。

)進学後、すぐに奨学金を受け取りたい人、入学時特別増額貸与奨学金の申し込みをしたい人は予約採用を申し込むといいでしょう。

2、進学後すぐ、在籍中の学校で募集があり、大学を通じて奨学金申し込みを行い、受給する方法(在学採用)。

3、保護者の病気や事故などで家計が急変した場合に申し込むもので、自由発生から1年以内に申し込み、受給する方法(緊急採用・応急採用)。

大学独自の奨学金の場合、受験時に奨学生として募集がある場合や、大学入学後に申請・面接を受け、受給許可をもらう場合があります。

また、国立大学では、奨学金のほかに、入学金の免除制度、学費の全額免除あるいは半額免除制度のある学校もあります。

日本奨学金支援機構のホームページに、各大学の制度がまとめられていますので、進学希望校をチェックするといいでしょう。

奨学金の受給条件を満たす学力について

申し込みにある条件の、学力・能力とはどの程度必要なのでしょうか。

例えば、日本学生支援機構の奨学金制度を利用する場合、平均水準以上、と記載されています。

あまりにも曖昧な表現ですので、どこが平均炊事順なの?と突っ込みたくなりますが、これは在籍している学校での成績が基準となります。

ですので、学校のレベルは関係なく、在籍学内で、どのくらいの成績をとっているのか、が基準となります。

これ以外には、特定の分野において優れた視覚能力を有するもの、進学後の学習に意欲があり、確実に学校を卒業できる見込みがあるもの、という条件もあります。

奨学金制度=学業優秀で、受給承認が大変というイメージもありますが、学業優秀が絶対条件であるのは、無返済の給付奨学金を受けたい人に限るもので、仮に、高校時代の成績が平均以下でも、今現在学業に目覚め、勉学の意欲があれば申し込み、給付の対象となりますので、申し込んでみる価値はあります。

ちなみに、通常、奨学金の振り込みは入学年度の5月から。

入学前に必要な手続きにかかるお金は自分で用意する必要があります。

また、奨学金を申し込む場合、世帯人数に沿った家計収入の上限なども決められていますので、申し込みの際はそういった諸条件も必ずチェックしましょう。

奨学金返済の仕組みについて

晴れて奨学金の受給を獲得した場合、返済は学校を卒業した半年後、10月からスタートします。

毎月の返済金額は総額と、返済期間によって決まりますが、金利が3%、入学時特別増額貸与奨学金には3.2%かかります。

例えば、4年生大学に進学し、第二種奨学金を毎月5万円(48×5万円=240万円)+入学時特別増額貸与奨学金を10万円、総額250万円を借りたとすると、返済期間は15年間(180回)で、毎月の返済額は17,478円となります。

この計算でからすると、総額250万に対し、15年間で支払う利子は646,143円、返済総額は3,146,143円となります。

返済途中で、繰上げ返済を申し込み、残高を一括返済することも可能です。

そうすれば、利子の節約になりますので、無駄が減ります。

病気や失業、その他、経済的な理由で返済が困難になった場合は、減額返還制度を利用することができます。

減額返還制度は数種類あり、一定期間猶予を設けられる返還期限猶予制度、月々の返済金を半額にして返済を調整する減額返還制度、など、各機関により様々な方法があります。

猶予期間は、利息もかかりませんので、そういう状況になった場合には返済を延滞することなく、すぐに貸し付け機関に相談、連絡をし、手続きをしましょう。

奨学金の返済が遅れると大変なことになる場合も!

さて、返還猶予の手続きが遅れた、うっかり返済が遅れた場合はどうなるのでしょうか。

返済が遅れた場合は、すぐに、本人、連帯保証人、保証人に対して催促と支払い確認の連絡が入ります。

催促の連絡は、平日休日関係なく、9時から21時の間に連絡がつくまで行われ、自宅や勤務先にも連絡が入ります。

また、延滞金が、月々の返済額に対し、年利10%でかかってきます。

延滞金は返済期日の翌日から発生し、延滞日数に合わせて計算され、請求されます。

延滞が3ヶ月を過ぎると、事故情報として扱われ、氏名、住所、生年月日、電話番号、勤務先等、貸与額、最終返還期日等、その他に延滞、代位弁済、完済等の返還状況などが全国銀行個人信用センターに提供、登録され、いわゆるブラックリストに名前が載ってしまいます。

一度登録されると、返済をしたとしても、ブラックリストへの登録から5年間はリストに残ってしまいますので、その間、クレジットカードの新規契約やローン契約などにも影響が出る可能性があります。

3ヶ月までは、機関から直接催促がきますが、3か月〜8ヶ月は民間業者に延滞金の回収が委託されます。

また、延滞が9か月を越すと、一括支払の催促状が届き、財産などの差し押さえをされる場合があります。

また、一般の借金とは異なり、自己破産をしても借金が消えることはありませんので、注意が必要です。

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