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子供の腹痛 食事の前後に感じる痛みの原因

      2016/02/16

子供の腹痛 食事の前後に感じる痛みの原因

子供がよく起こしがちな不調といえば、腹痛が挙げられます。

ただ、腹痛を引き起こす病気は数えきれないほど存在しますし、身体的な異常はなくても、食事の前後に腹痛を訴える、なんてこともあります。

子供が腹痛を訴えた時、どんな病気が考えられるのでしょうか?

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子供はよく腹痛を起こすもの… 

子供には、いつも・いつまでも健康に育って欲しい。そう願わない親はいないでしょう。ただ、そうは言ってもまだ体の小さい子供は抵抗力や免疫が不十分で、ちょっとしたことで病気になりやすいもの。

特に子供に起きやすい体の不調と言うと、風邪、そして腹痛でしょう。

腹痛、と一言で言っても、その症状には違いがあることは、ほぼ全ての大人の人は、実体験で経験していることでしょう。具体的にお腹のどの当たりに痛みを感じるのか、その痛みはどんなもの(キリキリなのか、ズキズキなのか等)なのか、そしてその原因と思われるものは何か…と、自分で痛みについて説明が出来ます。

しかし、まだ言葉が未熟で、意思の疎通が上手くいかない子供の場合は、痛みについてはっきりとした説明も難しくなるため、その原因が何なのかを知るだけでも一苦労です。

もし、子供が腹痛を訴えた場合、どんな病気が疑われるのでしょうか?そして、親として気をつけるべきことは、どんなものがあるのでしょうか?

子供が腹痛を訴えたら、まず確認すべきは2つのこと

まず見極める必要があるのは、”それは本当に腹痛なのか”です。

本当は頭が痛いのに「お腹がいたい」と表現することは、小さな子供にとって珍しいことではありません。”体の調子が悪いこと=お腹が痛い”と表現する、と認識している場合があるのです。

ですから、子供からお腹が痛いと言われたら「ここが痛いの?」とお腹を優しく撫でてあげながら聞くなどの工夫をしつつ、聞き出すといいでしょう。

そして、次にチェックすべきは子供の状態です。

だんだんと時間を追うごとに苦しみだし、便に血がまじる、元気がなくなるようであれば、盲腸(虫垂炎)や腸重積、鼠径(そけい)ヘルニアといった、生命に関わる緊急事態が疑われますので、腹部や男児ならば睾丸の状態、便の状態や、熱、顔色から判断し、直ちに救急車を要請しましょう。

腸重積は特に1歳未満の乳幼児に、また虫垂炎は2歳以降の子供に起きやすい病気です。

特に乳児期の子供から症状を聞き出すことは不可能ですから、常日頃から、便の状態、普段のお腹の様子に注意を払っておきましょう。

子供に起こりがちな腹痛で、考えられるのはどんな病気?

そもそも無視をしていい腹痛はありませんが、上で触れた緊急性の腹痛を除いた場合、考えられるのは次のような状態です。

  • 便秘、ガス溜まり
  • 急性胃腸炎
  • 風邪
  • 心因性腹痛
  • 慢性反復性腹痛
  • アレルギー

やはり、一番多いのが便秘やガス、つまりおならが溜まってお腹が張っていることから起きる腹痛です。溜まっているガスが出るだけで痛みがなくなることも多いため、まず浣腸を勧められることもあります。

普段から便秘がちな子供の場合は、意識的に食物繊維の豊富な食事にする、排便間隔を親が把握しておくことが大切です。

続いては、急性胃腸炎や風邪です。特に前者は激しい嘔吐や下痢を伴う、ウイルスに起因する病気です。ロタウイルス、ノロウイルス等が有名ですが、感染力が高く、看病をする親も感染してしまうことが多々あります。もしも自分の子供がこれに罹った場合、家族内の二次感染の予防と共に、小学校や幼稚園・保育園などや、病院以外の外出も控えましょう。

下痢を伴っている時は水分を失いやすく、脱水症状を起こすと危険ですから、まず水分を与えることを優先しましょう。

食事の前後に腹痛を起こす場合、それは心因性のものかも

3歳以降から10代前半の子供に多い腹痛に”心因性腹痛”や”慢性反復性腹痛”というものがあります。
このような腹痛は、食事の前後や朝の登校前に起き、長期間――数ヶ月から、時に数年間に渡って、繰り返し腹痛を訴える、というものです。

主におへその周辺やみぞおちの辺りに痛みを感じることが多いですが、実際には心因性、つまりはストレスが原因となっているため、診察を受けても痛みのする部分に何の問題もないのです。

こう聞くと「結局仮病か」と思いがちですが、そうではありません。不安やストレスを感じると、神経が敏感になり、普通の腸の動きにすら痛みとして感じてしまうと考えられています。そう、実際に、子供は痛みを感じているのです。

もし、この病気が疑われる時は、まず子供が痛いと感じていることを認めてあげることが何よりも大切です。親に痛いことを信じてもらえない。それが子供にとって、一番のストレスになります。
その上で、その痛みを不安に思う必要が無いことを伝えてあげましょう。

そして、親子でよく会話をし、何がストレス源か見極め、解消していきましょう。

子供が腹痛を起こしやすいなら、食事内容を見なおそう

子供が普段から腹痛を起こしやすい場合は、食事内容を見直すことも必要です。

子供が好むからと、野菜よりも肉類の食事が多ければ、それだけ食物繊維が足らずに便秘になってしまいますし、何か特定のものを食べた時に腹痛を訴えるのであれば、食物アレルギーや、乳糖不耐症(牛乳や乳製品に含まれる糖を消化吸収できない体質)が疑われます。

普段から、食事に注意を払い、便の状態のチェックも行いましょう。そして特定の食品に対して反応があるならば、その旨を主治医に報告し、アレルギーの検査を行いましょう。

子供の年齢により、コミュニケーションの方法は変わっていきます。ですが、幼少期の子供に共通していることは、親子の会話とスキンシップに勝るものはない、ということです。

親にとっても子供の不調は不安ですが、何より子供自身も、普段と違う体調や痛みに不安を感じています。腹痛だけでなく、子供が不調を訴えた時は、まず抱きしめてあげて、少しでも不安を取り除いてあげることも、重要な”手当て”ですよ。

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