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大学テストへの一夜漬け、その効果と注意すべきポイント

2016.3.19

大学のテストの多くは前期、後期の2回です。

中には一発勝負的に1回しか試験をしない強化もあります。

つまり大学の試験範囲というのは、とてつもなく広いわけで、その中でも学生には有効と名高い「一夜漬け勉強法」の有効性について考察します。

大学のテストの一夜漬けの有効性とは?

学生にとって有効と思われていますが、実際はさほど有効性があるとは言えません。

一夜漬けや言うなれば「集中型学習」で、それに対して、毎日コツコツ勉強する方法を「間隔反復型学習」と言います。

ある実験の結果は、後者が圧倒的に学習効果がある事が立証されています。

それでも何故大学生たちはこの方法に固執するのか?
それは、大学の勉強よりも大切な事があるからです。

だから勉強に掛ける時間が取れないのです。

毎日コツコツやる方が効果的と判っていても、実践するのは無理。

だから短期集中的にやることで、勉強にかける時間を最小限まで減らそうとしているのです。

ちょっと冷静に考えてみれば、この実験結果がなくても判ることです。

例えば、運動やスポーツは、毎日の練習、つまりの「間隔反復型学習」方式でないと結果にはつながりません。

「集中型学習」のような方法で結果を残したアスリートはいないでしょう。

脳だって同じ事です。

脳は体のような限界が判らないため、無理しがちですが、処理する能力にも限度があります。

大学のテストで一夜漬けする意味とは?

もちろん、脳の容量は大きいので、大学のテストの一夜漬け程度では問題はないでしょう。

翌日ぐらいまではかろうじて覚えていられるかもしれません。

しかし反復しない記憶は定着しないので、あっという間に失われていきます。

一夜漬けというのはその場しのぎでしかない訳です。

多くの学生はそれでもいいと考えているから、有効性は低いと思ってもこの方法を選択するのでしょう。

でも本気で知識を身に付けたいと思うのであれば、「間隔反復型学習」の方法のほうがはるかに有効です。

人間の記憶というのは、繰り返すことによって記憶が定着します。

そして定着した記憶へのアクセスがよくなるのです。

あまりアクセスしない情報はいくら脳に入れても、アクセス方法がないために、そのままアクセス不可になってしまいます。

一夜漬けの多くのたどる末路はこちらです。

もう少し判りやすく言えば、ファイルを「一時的に保存」するのが一夜漬け、「名前を付けて保存」するのが、「間隔反復型学習」という事です。

大学のテスト、有効な一夜漬けの方法

と言っても多くの学生にとって、とりあえずテストさえパスすれば後で忘れてしまっても構わないというのが本音でしょう。

しかし、この一夜漬け、やり方によって差が出てくるのをご存知でしょうか?
多くの人は、一晩でたくさん知識を覚えなければいけないので、寝る間も惜しんで勉強していると思いますが、「睡眠」というのは、記憶を定着させるために、とても大切な要素なのです。

だから徹夜は厳禁です。

必ず仮眠をとるようにしましょう。

睡眠は記憶を定着させ、脳をリフレッシュさせる効果があります。

例え少ない時間でもしないよりマシです。

そして当たり前ですが、短期間で覚えた記憶が、忘れるスピードもとてつもなく早いので、下手をすると試験を受ける前にどんどん記憶が失われることがありえます。

そのために、範囲は絞って勉強すること。

いわゆるヤマを張るというやつです。

どこかで優先順位を決定しないと、大学の試験範囲を全部こなす事は一夜漬けでは無理です。

ここは外交手段で先輩などから出題傾向や過去問などをゲットしましょう。

大学テストで一夜漬けする時のコツ

一夜漬けのコツですが、まずテキストやノート持ち込み可のものついては、時間があった時だけ勉強することで、基本しません。

もうその場で何とかするしかありません。

テキスト、ノート持ち込み不可の場合の試験を重点的にやります。

睡眠が記憶を定着させるのに重要である事がご説明いたしました。

まずはこまめに睡眠をとる方法です。

1時間勉強して10分寝るというのを繰り返します。

こうして記憶を定着させるようにするのです。

こういう睡眠方法を取るのが難しい人は、とりあえず夜は通常のように勉強します。

そして一通り勉強したら、寝て記憶を定着、朝起きて再び復習して、記憶を反芻させます。

試験ギリギリまで、記憶を反芻し続ける事が大切です。

有名な『エビングハウスの実験』では、人は20分後には42%を忘却し、58%を保持、1時間後には、56%を忘却し、44%を保持、24時間後には、74%を忘却し、26%を保持するという結果だったそうです。

という事はいくら一夜漬けしても、復習しないと26%しか保持できないのです。

繰り返すことが大切です。

大学のテストを一夜漬けで乗り切っても…

前述した『エビングハウスの実験』では、1ヶ月後(30日間後)には79%を忘却し、21%を保持するそうです。

という事は大学の試験勉強をしても、試験が終わってしまえば、ほとんどの人は8割方その勉強内容を覚えていないという事です。

そして多くの学生は試験が終われば復習なんてしないでしょう。

つまり一夜漬けというのは、本当にその場しのぎでしかないという事です。

とりあえずテストだけパスしたいのであれば、勉強をした範囲の記憶を定着させる必要があるので、睡眠はとても大切です。

徹夜だけは避けましょう。

繰り返せば繰り返すほど記憶は定着しやすくなります。

範囲を絞って、必要なところを重点的にやる事が大切です。

一通り試験範囲が終わったら一度睡眠をとります。

翌日朝起きてから、勉強をした範囲を復習します。

この方法で大分勉強した範囲が記憶に残ることができます。

寝坊をすると台無しになってしまうので、試験中だけでも時間通り起きるように頑張りましょう。

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