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受験に失敗した子供が「うつ」かもしれないと心配な人へ

2016.3.13

受験に失敗すると、とても落ち込みます。

自分が長い期間努力した結果が実を結ばないという事実は子供を強く傷つけます。

人によっては「うつ」の症状が現れることも。

「うつ」の見分け方と対処方法についてご紹介いたします。

受験に失敗して「うつ」に?

大人になると、視野が広がります。

そして長期的な視点を持つことが出来ます。

しかし、まだ高校生くらいにとって、1年はとてつもなく長いものです。

大人の1年というのは「つい最近」ですが、子供の1年は「かなり前」です。

だから、その1年を費やした結果が受験の失敗となると、子供にはとてつもなくダメージが大きい事を理解しましょう。

子供は、まずは自分自身に絶望します。

人より劣っていると感じますし、今までの努力が水泡に帰したのですから、気力もなくなってしまいます。

一見ヘラヘラと受験の失敗を気にしていないようにしていても、心の中では、苦しんでいるかもしれないのです。

子供にとっては初めての挫折です。

大人になると挫折は当たり前、それからいかに立ち直るかが重要になりますが、子供は挫折からの立ち直り方もまだ知らないのです。

もちろん、受験に失敗したからと言って「うつ」になるとは限りません。

だからといって、「うつ」にならないとも限らないのです。

受験で失敗した子供に言ってはいけない一言

受験に失敗したから「うつ」になるのではありません。

受験に失敗し後にフォローが悪いために「うつ」になったりするという説があります。

子供は受験に失敗という、初めての挫折に直面して、「自分は人より劣っている」「自分はだめな人間だ」と劣等感を覚えています。

その劣等感を煽るような言葉は控えるべきです。

決してしてはいけないのは兄弟姉妹との比較。

「お姉ちゃんは一発で合格したのにね」「お兄ちゃんはきちんと勉強してから合格したけど、お前はあそんでばかりだったしね」。

親にとっては、特に意味のない感想のようなセリフでも、劣等感を感じている子供にとって、その言葉はとてつもなく重く受け止められます。

また、「きちんと勉強しなかったから受験に失敗するのよ」「自分が悪いんでしょう」という言葉も子供を追い詰めます。

親がいくら言ってもきちんと勉強しなかった子供だった場合、親は一言二言いいたくなります。

しかし自責の念を感じている子供には追い打ちになります。

「うつ」の症状とは?

一番わかりやすい前兆は「睡眠」「食欲」です。

もし子供が不眠を訴えたり、また眠れていないような表情をした場合は注意してみましょう。

また食欲もなくなり、ごはんを残す、食べたくないと言うと言い出すときは何らかの精神的な問題を抱えている可能性が強いです。

笑わなくなり、表情がなくなったり、話さなくなった、起きてこない、部屋から出ない、なんて状態になった時は、一度病院へ受診したほうがいいでしょう。

「うつ病」はそのまま放置すると、重い場合は自殺まで発展しかねない怖い病気です。

またどの病気にも共通していますが、早期発見が早期治療に繋がります。

そして適切な治療と、周りのフォローで改善する病気でもあります。

またうつ病には「メランコリー(親和)型うつ病」と「非定型うつ病」も二種類あります。

前者は一般的にうつ病と言われてイメージする方です。

後者は「新型うつ」と言われており、特に特定の事(嫌な事)をしている時だけ症状がでるため、一見するとわがままなだけに感じられますが、その苦痛は一般的なうつと変わりはありませんので注意が必要です。

受験の失敗で「うつ病」になったら

うつの治療方法のひとつに、ストレスの原因となるものから距離を置くというのがあります。

もし受験やその失敗がストレスの原因であれば、思い切って受験勉強をお休みするというのも一つの手です。

子供はもちろん、親ですら、1年以上浪人することに対して、人生を損してしまった、時間を無駄にしてしまったと感じるかもしれません。

しかし「急がば回れ」という言葉があるように、思い切ってお休みすることが、近道になる事もあります。

また、受験や進学だけが進路でもありません。

長い人生のたった1年か2年、人と違って多少遠回りしても、それが後から考えると、「いい結果となった」という事もあります。

進路に関する時は、近視眼的にものを判断するのではなく、長期的な視野から考えましょう。

受験勉強をするしないの判断は、まず医者に確認しましょう。

素人判断で決定すると病気が長引く恐れがあります。

医者の判断を確認した上で、最終判断するのは本人です。

親の気持ちを押し付けないようにするべきです。

「うつ」でも出来る受験勉強

医者から受験勉強OKをもらったら、受験をするか否かを本人と話し合いましょう。

もし本人に受験の意思があれば、「うつ」でも悪化させずにできる勉強方法をご紹介しますので、ご参考にしていただければと思います。

最近多い「新型うつ」は何か問題が発生すると、その原因を他人に求める傾向があります。

そのため、受験の失敗は親が○○しなかったから、親が○○したからとか、先生の教え方が悪いとか、大学の試験問題が悪いとか、すべて他人の所為にします。

これはストレスに対する子供なりの対処方法のため、下手に説得しようとしても、症状を悪化させたり、受験を辞めてしまうと言い出しかねません。

まずは受験の失敗で、なくしてしまった自尊心を取り戻すために、得意科目は伸ばす方向で勉強を始めましょう。

もし本人が大学の受験傾向に対して不満があるようなら、大学を再検討してもいいでしょう。

要は本人の他罰的な傾向が暴走しないように、不満を少しづつ解消しつつ、感情をコントロールさせることが大切です。

受験の失敗は誰にでも起こることです。

うつになるのも子供の所為ではありません。

起こってしまった事を悔やむのではなく、将来に目を向けるように努めましょう。

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