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マンションの管理費は老後には重い負担になります

      2015/12/14

マンションの管理費は老後には重い負担になります

何十年もかけてローンを払い終わったとしても、マンションの場合はそれで終わりというわけではありありません。

マンションの場合は、管理費や建て替えのための修繕積み立て金をマンション組合に支払わなければいけません。

これは、収入の少なくなる老後には重い負担にもなってきます。

今回は、老後にも払い続けることになるマンションの管理費について考えてみましょう。

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老後にマンションに住むメリット

一戸建てに住む場合にもメリットとデメリットがあり、マンションに住む場合もメリットとデメリットがあります。ここでは、老後にマンションに住むメリットについて考えてみたいと思います。

まず、ヒトの面から。基本的には、マンションには管理人がいます。なかには24時間対応してくれるところもあります。そんな管理人は格好の相談相手になります。マンションで暮らしていると色んな問題が発生します。特に歳を取るとなお更です。そんなときに、身近に管理人がいてくれれば何かと安心です。

また、マンションに住む当人にとってマンションは、一戸建てのように階段を上り下りする必要はなく移動は楽です。これは、足腰が弱ってきた高齢者にとっては大きなメリットだといえるでしょう。

次に、モノの面から。マンションには共有スペースというものがあります。そこでは映画や音楽が鑑賞できるところもあります。多くの場合、無料または格安な料金で利用できます。そんな共有スペースは、高齢者にとっての社交場にもなるでしょう。

最後は、カネの面から。一戸建てと違って断熱効果に優れているマンションの場合、光熱費が安く済みます。これは、収入が少なくなる高齢者にとってメリットだといえるでしょう。

老後にマンションに住むデメリット

老後にマンションに住むことはメリットだけでなくデメリットもあります。具体的に考えてみましょう。

まず、ヒトの面から。一戸建ての場合と違って、マンションでは上の階や下の階、両隣に人が住んでいます。そして、多くの場合は面識がない赤の他人です。そんな、隣人が出す生活音は気になるでしょう。時にはそれが騒音トラブルに発展することもあります。そして、それが行過ぎて傷害事件にもなることも珍しくありません。これは高齢者にとって大きなデメリットだといえるでしょう。

また多くの場合、マンション住民の人間関係は希薄です。そのために、隣近所に相談する人がいないというのが現状でしょう。また、災害が発生したときに隣近所同士で助け合いができるかという問題もあります。もっとも、これは先の東日本大震災の教訓を踏まえて解消されつつあるという一面もあります。

次に、モノの面から。マンションは一戸建てに比べて緑が少なくなります。もちろん、ベランダでもプランター栽培はできます。しかし、スペースは限られます。緑は人に癒しを与えてくれます。そのため、緑が少なくなるマンションで癒しを求めるためには、部屋のなかに観葉植物を置くぐらいのことしかできません。また、周りを壁に囲まれたマンションは開放感がありません。

最後は、カネの面から。南側の部屋なら問題はありませんが、北側の部屋に住んでいれば昼間でも暗いので電気をつける必要があります。そうなれば、どうしても電気代がかさんでしまいます。

マンションの管理費という重い負担

マンションの場合、ローンを払い終えても管理費を払い続けなくてはいけません。また、将来に必要となる大規模改修のために、修繕積み立て金も支払わなければいけません。しかも、この修繕積み立て金は年々高くなっていくのが一般的です。また、駐車場が必要になった場合には、別途駐車の代金も支払わなければいけません。これは、特に年金生活の高齢者にとっては重い負担となってくるでしょう。

ちなみに、修繕積み立て金はマンションの共有部分を修繕するために積み立ているお金です。そのため、専有部分の修繕には使えません。自分でお金を出すしかないのです。

もちろん、一戸建て住宅も将来は修繕が必要になってくるでしょう。そのためには、修繕費を積み立てる必要も出てくるでしょう。しかし、それは任意です。一戸建て住宅が老朽化して困るのは家の所有者だけです。しかし、マンションはそうではありません。半強制的に管理費を徴収されます。なぜなら、それがないと困るのはマンションの住民だからです。

老後にマンションが売れないというリスク

老後に重い負担になるマンションの管理費を支払わなくても済むようにするには、マンションを売りに出すということも考えられるでしょう。しかし、そこには大きなリスクがあります。つまり、マンションが売れないということです。

少子高齢化が進展が加速している今の日本では、家は余っています。そのため、全国には何百万戸という空家があり、その処分に政府や自治体は頭を痛めています。そんな状況で果たして買い手は見つかるでしょうか。

マンションの住民が管理費や修繕積み立て金をきちんと支払い、定期的にマンションのメンテナンスを行い、時には大規模な改修を行ってきたようなマンションなら外見も内装もきれいでしょう。それなら、買い手も見つかるでしょう。しかし、メンテナンスや改修ができていないマンションは、見るからに古ぼけて見えます。そのため、たとえ買い手が現れても買い叩かれるだけでしょう。そうなれば、資金計画にも大幅な狂いが生じてしまいます。

老後は管理費のいらない中古の一戸建て住むという選択

運良くマンションの買い手が見つかって、希望通りの値段で売れそうだということが分かったら、そのお金で中古の一戸建て住宅を買うという選択もあるでしょう。

たしかに、管理組合が大規模修繕をすすめてくれるマンションと比べ、一戸建て住宅は自分で修繕の計画を立てて自分で修繕をしなければいけないという問題があります。しかし、逆に考えれば、他人任せでない楽しみがあるといえるでしょう。

まとめ

ローンが終わっても払い続けることになるマンションの管理費は、年金暮らしの高齢者にとっては重い負担になってきます。

ただし、マンションに住み続けるにしても、一戸建て住宅に引っ越すにしても、それぞれにメリットとデメリットというものがあります。

それは、カネの問題だけでなく、ヒトやモノについての問題もあります。いずれにしても、それぞれのメリットとデメリットを総合的に勘案してからどちらに住むのかを決めた方がいいでしょう。それは、このあと何年も続くことになるのですから。

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